立憲民主党の古賀千景(こが ちかげ)参議院議員による発言(2026年6月15日の参議院決算委員会)が、現在大きな波紋を呼んでいます。
古賀議員は委員会において、以下のように述べました。
「自衛隊に行く子供たちって、経済的に厳しい子どもたちが行くんですよ。豊かな子どもたちは、自衛隊とかなりませんよ」
この発言がなぜ問題視され、激しい批判を浴びているのか、主なポイントは以下の3点に集約されます。
1. 隊員たちの「志」や「誇り」に対する否定
自衛官の多くは、「国を守りたい」「災害派遣で人々の役に立ちたい」という高い志や使命感を持って入隊しています。発言は、そうした国防への情熱やプロフェッショナリズムを無視し、あたかも「経済的な困窮(いわゆる経済的徴兵制のようなもの)だけが理由で選ぶ職種である」かのように決めつけたため、現場の隊員やその家族の誇りを深く傷つけるものであると批判されました。
2. 特定の職業に対する偏見・差別的な視点
「豊かな子はならない」という表現は、経済的状況によって人の進路や職業をステレオタイプにはめ込むものであり、職業選択の自由や個人の尊厳を蔑ろにする不適切な偏見であると指摘されています。特に、国を守るという公的な重責を担う防衛省・自衛隊の職員全体に対する「不当な格付け」や「侮辱」にあたると捉えられました。
3. 反論しにくい立場への配慮欠如
自衛隊員は政治的中立を義務付けられており、国会議員からの発言に対して個々の隊員が公に反論することは極めて困難です。与野党からは「そうした立場にある人々に対し、国会議員という強い立場から配慮に欠ける発言をすべきではない」との批判が相次ぎました。
【その後の経過】 発言の直後、答弁に立った小泉進次郎防衛大臣から「志を持って自衛官に志願した方への冒涜だ」と強く抗議を受け、古賀議員はその場で「事実誤認だった。申し訳ありませんでした」と謝罪し、発言を撤回しました。また、所属する立憲民主党からも「極めて配慮に欠ける発言」として厳重注意処分を受けたと報道されております。
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